
「リラックスしたいのに、うまくできない」
そう感じるとき、私たちはたいてい自分の内側を責めてしまう。呼吸が浅いせいだろうか、考えすぎだろうか。けれど本当の原因は、案外もっと単純かもしれない。
それは、その場所が自分に相応しくないということ。
緊張は「合わないサイン」
身体はいつも、心よりも先に真実を知っている。どんなに頭で納得しようとしても、違和感を覚える空間や関係では、自然に筋肉がこわばる。
リラックスできないのは自分が未熟だからではない。その場所が、もう自分の成長段階に合わなくなっているだけだ。合わない環境で呼吸しようとすると、心は息苦しさを通してここじゃないと教えてくれている。
「去る勇気」がないと、心は休めない
では、なぜ人はその場所を離れられないのか。それは恐れがあるから。
去ることで何かを失うかもしれない、孤独になるかもしれない、誰かに嫌われるかもしれない、そう思うと、私たちは自分を縛りつける。
だが本当は、リラックスできない原因は恐れそのものではなく、その恐れを見ないまま耐え続けることにある。
恐れを「観察」した瞬間、マインドのレイヤーが変わる
恐れを否定せず、静かに観察してみる。
「私はいま、何を怖れているのだろう」その問いを立てるだけで、意識はひとつ上のレイヤーに移動する。
観察できるということは、もうその感情に呑み込まれていないということ。恐れの内側にいた自分が、少し外側から自分を見つめられるようになったとき、心は自然に緩む。
それは、去る勇気の萌芽だ。まだ何も変わっていないのに、すでに意識のフェーズが変わっている。
「去る勇気」がある人は、どこでもリラックスできる
面白いのは、去る勇気を持った瞬間に、不思議とその場所でも平気になってしまうこと。
実際に去るかどうかではなく、「いつでも去れる」という自由を取り戻した時点で、心はもう閉じ込められていない。
だから、リラックスとは結局、自由の感覚なんだと思う。恐れを見つめ、合わない場所から静かに離れる勇気を持ったとき、私たちはようやく自分の呼吸を取り戻す。
タロットを引いてみよう
あなたが今「リラックスできない」と感じているのは、どんな場所・どんな関係にいるときですか?
そしてそこには、どんな恐れが潜んでいますか?
タロットカードは、あなたの中の「恐れ」と「自由」を映し出す鏡です。今のあなたのマインドのレイヤーを、静かに見てみましょう。
効果的にリラックスできない
リラックスして下のカードから1枚引いてください


