「目標がわからない」
その言葉の奥には、焦りや不安だけでなく、本当の自分にまだ出会っていないという静かなサインが潜んでいる。

多くの人は、目標を外の世界に探そうとする。資格、地位、評価、幸福。誰かが決めた尺度の中で方向を見つけようとする。

けれどそれらは、社会が描いた他人の地図にすぎない。本当の目標は、外にはなく、自分の中にしか存在しない。

自分の中のどこを目標にすればいいのか

それがわからないからこそ、私たちは迷う。何を望めばいいのか、どんな方向へ向かえばいいのか、コンパスの針が揺れたまま、足を止めてしまう。

そんなとき、試してほしいひとつの方法がある。

それは「嬉しい」も「楽しい」もない瞬間を探すこと。

感情を超えた静かな没頭

嬉しさも、楽しさも、誇らしさも、どれも人を動かす力を持っている。けれど、それらは波のように揺れ、やがて消えていく。

ときどき訪れる、特別な瞬間がある。感情の波がすべて消えて、ただ目の前のことに夢中になっているとき。
時間が溶け、自己を忘れているその瞬間。

それは、自我が鎮まっているときだ。

自我とは何か

自我とは、「こうでなければ」「こう見られたい」と思う私の意識。社会を生きるための大切な仮面であり、同時に心を縛る存在でもある。

自我が強いほど、目標は外へと向かう。他人と比べ、評価を求め、承認を渇望する。けれど、どれだけ努力しても、その渇きが満たされることはない。

いっぽうで、自我が静まるとき、比較も、焦りも、期待も消え、「これをやらずにはいられない」という自然な流れが現れる。

それが、あなたが本来進むべき方向だ。

自我が鎮まるとき、人は目標そのものになる

私たちは「目標を持って進む」存在だと思い込んでいる。けれど、真実は逆かもしれない。

自我がなくなるとき、あなた自身が目標になる。

何かを成し遂げるために動くのではなく、ただその瞬間に「在る」。それは努力でも義務でもなく、魂の自然な流れに従っているだけ。

嬉しさも達成感も関係がない。ただ「これをしていること」自体が、すでにあなたの道になっている。

探すべきは 静まる瞬間

目標がわからないなら、無理に決めなくていい。外を探すのではなく、自我が静まる瞬間を探してみよう。

心が静まり、時間が消え、誰かと比べることもなく、ただ没頭しているとき、そこに、あなたの魂が選んでいる道がある。

自我がなくなること、それがあなたの進むべき道。目標は、思考ではなく、静けさの中で見つかる。

タロットとともに

いまのあなたの内なる静けさは、どんな方向を指しているだろう。
カードに問いかけてみよう。

目標が明確でない・何を目指すべきか分からない

リラックスして下のカードから1枚引いてください

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